\花びら餅/

先週、鋳物師さんのお宅に伺った際、花びら餅を出して頂きました🌸
 
初釜(=年初めの茶事)でいただくお菓子で有名なのが、「花びら餅」。お正月のおめでたい時期だけのもので、特に裏千家の初釜で登場します。 

平安時代、宮中で長寿を願う新年の「歯固め」の儀式に、大根や猪、押鮎(=古来、新年の祝いに用いていた塩漬けにした鮎)などを食べる習わしがあり、江戸時代にそれを模した菓子が広まったのが、のちの「花びら餅」の原形なのだそう🤔💭
 
江戸時代、正月に使われたひし形の餅や丸餅、汁のない包み雑煮がひとつになったという「花びら餅」は、明治に入り茶道裏千家の初釜のお菓子として親しまれるようになりました🍵
 
気になる棒状のモノはごぼうで、押鮎に見立てておかれたもの。土の中にしっかり根を張るので「家の基礎がしっかりしている」ことや「長寿」を願う意味が込められています👵🧓
 
色も紅白で新年を感じるめだたいお菓子です